人は、人と何がしかの繋がりを持たなければ生きていけない。
東北地方の漁港近くの町で長年暮し、被災で遠い土地に移動するには大変不安だろう。 毎日顔を合わせて挨拶していた隣人たちと別れるのは、若者ならまだしも、高齢な被災者は自己の気力・体力など考えて、出来るなら生まれ育った被災地から離れたくない心情だろう。 ある被災者が「被災地に残るのも地獄、離れるのも地獄」と云っていたが、被災者一人一人、これからの人生 生涯で最大の戦いを覚悟して進むしか選択幅がない。 人は、お腹にいる時は羊水で守られ、水を温めた産湯につかり、 そして 毎日 何気なく水と共に生活してきた。 震災後、スーパーマーケット店内 水のペットボトル売り場は、一本もなく空っぽ状態が続く。 原発の放射能で水道水まで汚染、人々の不安が広がった。 原子炉・放射能の専門家が毎日テレビに出演してましたが、人の生活に係りの深い水 (水道水)の測定を提唱した専門家は一人もいなかった。 東京都が初めて水道水の放射能を計測したことは、石原都知事の危機管理によるところが大きいと思う。 人が普通に生活していれば、大気中から常に放射線を受けている。 水道水は、この原発の放射能漏れがなければ、0ミリシーベルトなのか 或いは 一定の数値を示すのか知りたいものだ。 それが専門家の唱える正確な安全情報と云うものでしょう。 各県一律の野菜出荷停止・摂取停止も変な対応と云わざるを得ない。 県境の川一つ挟んだ他県では何の問題も無いと云う。 日本の放射能測定値が厳しいので、今 測定基準値を変えると云う意見も出ている。 この時期に基準値を変えれば、全ての基準値があやふやで信用出来ないものとなる。 小手先で不都合な事態を乗り越えようとする為政者を選挙民は良く見ておく必要がある。 東北関東地方が、想像を絶する津波で壊滅的な状況になったのも水(海水)、 被災者が一番先に求めたのも食糧品・水であった。 今、危機的状況になっている福島第一原発 この原発を安全に保っていたのも冷却水。 炉心や周辺設備を冷やす為、毎日 細心の注意を払い 水を放水・注入している。 『人と水』 この切っても切れない大切な繋がり、最先端技術の原子力発電も 水に守られていた。 自然を侮らず、これからは原子力発電より、自然の水・空気・風・太陽を利用した 総合的な自然エネルギー利用を目指す社会作りが必要だと思う。 日本全体が地震地帯の上で暮している現状から、一家に一基 蓄電器を備えた太陽光発電が必要な時代になって来た。 これから建つ全国の新築家屋に太陽光発電を義務化など建築基準法改正なども 必要だろう。 計画停電で節電が続いている中、 街中で、55歳位の婦人の情けない話を耳にした。 「家は、節電なんかしていない。だって 屋根に太陽光発電があり、 東電に余った電気を売っているので、計画停電で迷惑している」 と云った内容だった。 世の中、身勝手で人の悲しみ・苦悩が判らない人もいる。 好むと、好まざるも関わらず この人も、毎日 水や人と繋がっている。 日本の海岸近くで稼働中の原発数は、54基もある。 国の中央防災会議が発表した静岡・愛知を含む東海大地震の30年以内の発生確率は、 87%と非常に高い。 更に巨大な東南海地震などを含め、今回の東北関東巨大地震を参考に原発・津波に対する真剣な危機管理が今 早急に求められる。 「繋がる花 アセビ」 花言葉・・・・・・犠牲・献身
by saitamanikki2008
| 2011-03-29 15:14
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Comments(8)
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odamaki719 at 2011-03-29 18:09
こんばんは✿
「繋がる花 アセビ」は綺麗に咲いていますね。 繋がると言えばスポーツ界はいち早く動いていますね。 サッカー選手達は連日募金に出て協力を呼び掛けています。 政治の世界も今こそ上げ足ばかりとってごちゃごちゃ言って いないで一致協力して一団となって国を立て直すのに力を つなぐ時期ではないでしょうか?
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saitamanikki2008 at 2011-03-30 11:12
こんにちは odamakiさん。
家のアセビが満開です。 例年 椿の木の影で良く咲かなかったのですが、 椿を少し剪定したので、今年は良く咲きました。 色々の団体・組織が募金活動に参加してますね。 ターミナル駅でおこなっている募金 怪しい募金集めもあるようで よく確認することにしてます。
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hisae-18 at 2011-03-30 15:30
本当に悲しくなりますね。
我が妹でも、東京で暮しておりますが、似たりよったりの言葉を 吐いたので、「実際に被災された方の、不自由さを考えてごらん」と 一言、言いましたよ。 神戸の震災の時も、私は家は残りましたが、重い水運びや お風呂屋さん通いなど、随分と何ヶ月も不自由な暮しを 致しました。 しかし、その時も命があった事に、感謝しました。 人間・・・限界までこないと、人の気持ちなんて 理解出来ない方も多いのだと考えさせられる震災です。 やさしい気持ち忘れずに、いつの日か訪れる平和を祈りたいですね。
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nenemu8921 at 2011-03-30 22:35
こんばんわ。
人と水とのつながりはおっしゃるように多様で、普遍的ですね。 日本では水は豊かなので当たり前のように思いますが、海外へ行くと、当たり前の水の貴重なことに気づかされますね。 今回、隣町の浦安では液状化現象のため、上下水道が駄目になり、 友人はいちばん困ったのはトイレだと言っていました。 馬酔木は早春の花ですね。 好きな花です。
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saitamanikki2008 at 2011-03-31 16:14
こんにちは hisaeさん。
東北関東大地震でも神戸の震災時の事例が話題にのぼりますが、 当の被災された方々は、大変な御苦労されたことでしょう。 福島県から避難して来た方々のボランティアをしましたが、 今日31日で、又 別の避難所に全員移動しました。 これからの生活を想うと、被災者でなくてもやるせない気持ちです。 被災者の方々は、見た目は気丈に振る舞ってますが、 大人も子供も 一度は 悲しみに大泣きして、 気持ちの再建を図って頂きたいと感じました。
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saitamanikki2008 at 2011-03-31 16:24
こんにちは memenuさん。
千葉・浦安の液状化現象もひどい状況ですね。 この街は、比較的綺麗な街並で人気があった場所でした。 昔の地名が、何となく味けない地名に変わったりして、 昔は、その地名から判断して、液状化しやすい場所と判断してました。 先人の判断の目安が、生かされてないことが残念です。 親が子に伝え継ぐこと大切ですネ。
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kutacyun at 2011-04-01 10:50
おはようございます。
ようやく春らしい陽気になりました。桜も咲き始め、少しほっとしています。自然は慰めになります。 色々な考え方の人がいて当然ですが、若い方々も今回の震災では生活感が変わったと言います。 先週も娘家族がやって来て計画停電による企業の停滞、これまでの不自由のない生活がもろくも崩れ去り一人一人が考え直す機会だとも話していました。 そういう私も見てもいないのにTVはつけっぱなし、廊下の電気もつけっぱなし、こんな生活をしていたので反省です。 水はこれ以上大変な事にならないよう祈るのみです。 もしもの事があれば、ペットボトル買占めなどしてもどうにもなりません。 今はそれぞれが落ち着いて行動する事でしょうね。 でも行き過ぎた自粛は経済が回らなくなりますよね。被災していない者はそろそろ普通の生活に戻らないと。
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saitamanikki2008 at 2011-04-05 17:54
こんにちは kutacyunさん。
やっと春らしい陽気になってきましたね。 災害地の苦労を見て、自宅の周辺の自然を見ると 確かに心の慰めになります。 幸いにも被災されない方々は、これまでにも増して秩序ある生活が必要な時となりましたね。 過ぎた自粛は、何の効果も生みませんが、 TV番組のバカ騒ぎ、普段の生活習慣は この際 見直しが必要かも知れませんネ。
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