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北海道の旅 Ⅴ

 強い降雨・濃霧の最中に、幸運にも摩周湖を見られ、北海道最後の夜は阿寒湖畔温泉で高級旅館と云われている『あかん鶴雅 別荘 鄙の座』前に着き、アラ60の乗客たちもワクワク気分。
建物の外見は、ごく普通の中古の小さい7階建てビル。玄関に通じるエントランスは小奇麗に植栽され、ゲストが通る度にアジアン・リゾート風の心地よい風鈴の音が響く。
玄関に入るとアイヌの守護神「シマフクロウ」を形どった大きな椅子がドーンと目に入る。
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そして、下足を脱ぎ上がると板の間に正座した旅館スタッフ6~7名が同時にお辞儀する。
一瞬、殿様気分になるのを抑えて挨拶を交わした。
お香が焚かれ、良い香りの中、1Fのリスニング・ルームでウエルカム・ドリンクを頂く。
玄関横には、ウエルカム・ドリンク用の棚を設置、10種類位の果実等を詰めた瓶を揃え、
チェック・イン時にゲストに提供している。
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館内1Fは、玄関奥右手に図書コーナー、小売店。奥に阿寒湖畔に面した足湯(冷蔵庫の飲み物は自由、タオル付)、玄関奥左手にリスニング・ル-ム(小型ピアノ有り)、美術ギャラリー・コーナー。
明るいガラス窓を面し阿寒湖畔を望む所に、横長の厚いテーブルがあり洒落たバーコーナーがある。
 25部屋ある和室は、全室スイートルーム様式で室礼を少しづつ変化をもたせている。
4F 部屋通路と部屋表示
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「部屋内部」・・・・床の間、マッサージ・チェア付
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部屋のベランダに阿寒湖畔を望む露天風呂(温泉・洗い場付)・・・・リクライング・チェア付
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「寝室・月をイメージしたスタンド照明」
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「アメニティー」・・・・各種揃え、ポーラ及びコーセー化粧品
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「その他」・・・・冷蔵庫のカボチャ・ソルべ(アイスクリーム)は、濃厚で美味しかった
部屋は、アメリカポーズ社の音響装置(ジャズ&演歌のCD有り)、書籍、雑貨小物も備える
部屋着として日本浴衣、洋風のくつろぎ衣、純白のバスロープも備える
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冷蔵庫2台(酒類とソフトドリンクに分けられソフトドリンク類は自由に)、トイレは2箇所、
テレビは床の間横の障子の裏に隠されている。

「個室の食事場所」・・・・食事場所通路には木炭が敷き詰められている
夕食は、次々に運ばれる創作料理で写真は撮らず、朝食がこの写真です。
左の桐箱の中に炭火が入って、数枚の海苔ですが格段の美味しさです
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「温泉施設」
6階・7階が男女入れ替わる展望内風呂、適当な広さであるが、嬉しい岩盤浴の部屋もある

「夜間の館内散歩・ドリンク・バー」
リスニング・ル-ムは、拘りの真空管音響装置でボサノバが静かに流れている。
ちょうど良い間接照明、真空管独特の柔らかい音質に包まれるようだ。
飲めない私ですが、自然とバーに足が向く。
「写真は昼間のバー・ボトル棚」
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「真空管の音響装置の一部」
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季節のカクテルを一杯、12年物ウイスキーをシングルでストレート、音響装置から流れる心地よい音楽とバーテンダーが振るシェーカーの音を聴いていると、少し酔いがまわってきた。
 部屋に戻り、相方は岩盤浴に、私は部屋の露天風呂に入りジャス゛を聴く。
湖畔のそよ風が心地よく、贅沢な時間が流れていました。

 ☆ 高級な宿泊施設とは一体どんなものか ?
    私なりに考えると、非日常的空間を日常のごとく提供・サービスする施設で、
    度々高級と云われる宿泊施設を利用する方は、高級な施設と思わないかも知れない。

    仮に、アラブの金持ちが利用したとしても、日本様式の旅館の室礼は非日常的空間、

    私と同様 高級旅館としてみなし、滞在を楽しむことでしょう。

明日は、釧路湿原の開業20周年を迎えた「ノロッコ号」電車に乗車、釧路空港から東京・羽田に戻り、寝台特急 カシオペア号を含む4泊5日の北海道の旅も終わります。
そして、普段の日常生活に戻ります。

    
    
by saitamanikki2008 | 2009-07-14 12:15 | Comments(2)
Commented by odamaki719 at 2009-07-14 13:52
こんにちは~「あかん鶴雅 別荘 鄙の座」のような高級旅館には
宿泊した事がないですね。素晴らしいですね。
阿寒湖畔を望む露天風呂・ドリンク・バーも素敵です。
「真空管の音響装置の一部」もいいですね。
朝食を見ただけでも夕食の豪華さが伝わりますね。
今回は本当に豪華で素敵な旅に行かれましたね。
Commented by saitamanikki2008 at 2009-07-14 19:07
こんばんわ odamakiさん。
このような日本旅館に初めて宿泊しました。以前 会社関係で会員制高級リゾートに泊まりましたが、色々の面で今回ほど整っていませんでした。

真空管の音響装置の音には惚れ惚れでした。
我が家は、アメリカポーズ社製の装置をつかっていますが、確かに違いがありました。
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